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<Author: 李白>
<Title: 九日登望仙臺 呈劉明府　>
<Format: 七言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 九日望仙台に登り 劉明府に呈す>
<BookPage: 242>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
漢文皇帝有高臺，此日登臨曙色開。
三晉雲山皆北向，二陵風雨自東來。
關門令尹誰能識，河上仙翁去不回。
且欲近尋彭澤宰，陶然共醉菊花杯。
<End Poem>
<Translation>
漢（かん）の文帝（ぶんてい）の築（きず）かれた望仙台（ぼうせんだい）がここにある。九月九日（くがつここのか）のこの日（ひ）に登（のぼ）って望見（ぼうけん）すれば、夜明（よあ）けの色（いろ）が広（ひろ）がってゆく。三晉（さんしん）の地方（ちほう）の雲（くも）のかかる山々（やまやま）は、みな北方（ほっぽう）に向（む）かって連（つら）なっており、二陵（にりょう）のあたりの風（かぜ）や雨（あめ）は、東方（とうほう）から迫（せま）って来（く）る。

昔（むかし）、函谷関の役人（やくにん）の長であった尹喜も、今（いま）となってはいったい誰（だれ）が知（し）ろうか。ー漢の文帝（ぶんてい）に「老子（ろうし）」について質問（しつもん）させた河上公も、遠（とお）い昔（むかし）、いったん立（た）ち去（さ）っては、ここに戻（もど）っては来（こ）ない。

まあまあ、とにかく、ここからほど近（ちか）い彭沢（ほうたく ）の県令（けんれい）の陶淵明（とうえんめい）にも、なぞらえるべき劉明府どのをお訪（たず）ねして、うっとりとして、一緒（いっしょ）に菊（きく）の花（はな）を浮（う）かべた酒（さけ）の杯（さかずき）に酔（よ）うことにしよう。
<End Translation>